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項目別生徒数のカウント方法に関する議論と考察 [教育スキル]

 新年度に入ると、県からの調査依頼から住所確認、進路調査、面談資料の記入などなど

生徒から聞き取るべき書類がわんさかやってくる。

その中でも毎年私が苦手とするのが、学校実態調査である。 

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学校実態調査は、自分の担当するクラスの生徒が生活する市町村、通学手段および金額を

指定の表の形式に沿って数え上げるものである。この用紙を生徒個人に書かせて担任が

1枚1枚集計すると膨大な時間がかかるので、教室で生徒たちに挙手させて項目ごとに

人数を確認していくのだが、これが(私にとって)非常に難しい。

項目ごとの生徒人数の合計がクラス全員の人数に一致していなければ数え直し。

すんなりと行ってくれる年もあるが、うまくいかないと繰り返し確認する羽目になる。

該当する人は挙手といっても、地面に垂直にビシッと手を挙げる生徒など、

よほどの優等生でない限り存在しない。

出来るだけピシッと立ててくれと言っても、質問を3回、4回繰り返すうちに、

挙げた手が下がってくる。

教育困難校など、生徒の忍耐力が続かないところでは、

疲れてくると教員側がカウントする前に手をおろす生徒がいるから

カウントミスを誘発しやすくなるので大変だ。

クラス担任を持つことになった私は、今年度も苦労した。

しかし、この手の作業に関してとても有効な方法を苦労している最中に編み出した。

きちんと手を挙げられないのなら、生徒を立たせれば良いのである。

該当する人は着席してくださいと指示をして、

実際に座った生徒の人数を数え上げる。

立つか座るかの違いは、手を挙がっているか下がっているかより、

遥かにわかりやすい。 

他により有効な方法をご存じの方がいたら、この記事を読んで、なんてレベルの低い教師なんだと

思われるかもしれないが、こういう小さいことでお困りの方もいるのではないかと思ったので

敢えて記事にした。

私にとっては、結構貴重な発見でした。 


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